日本で風邪をひいた時に食べるものと言えば何を思い浮かべますか?
お粥や雑炊とか?卵の入ったうどん、フルーツゼリーとか?
イメージとしては胃腸に負担をかけない柔らかいもの、あっさりした味付けのもの、消化に良さそうなもの、そんなイメージですよね。
ここアメリカでは風邪をひいた時何を食べる?と聞くと、多くの人は「チキンヌードルスープ」と答えます。チキンヌードルスープ??なんだそりゃ?初めて聞いた時は「え?チキン?ヌードルって??鶏出汁のラーメンみたいなもの?」疑問だらけだったので自分で調べたり聞いたりしたところ、アメリカ人は風邪じゃなくても体調が悪い時、疲れている時など、体力を回復したい時に食べる救世主飯のようです。そんなチキンヌードルスープを簡単レシピと共に紹介していきます。
栄養満点のスープだった!
なぜアメリカでは風邪の時にチキンヌードルスープを食べるのか。それには立派な理由があるようです。
まずチキンヌードルスープに入っている具材は、鶏肉、セロリや人参、玉ネギなどの野菜、エッグヌードルです。栄養的には鶏肉からはタンパク質、ビタミンA、B群などが摂れ、野菜からは豊富なビタミン類が摂れ、柔らかいエッグヌードルは消化にもよく、風邪に必要な栄養が盛り沢山のスープなのです!
作る時にはこれで代用もOK!
鶏を丸ごと湯掻いてチキンスープを作るやり方が本当は美味しく正しいのですが、なかなかいつも出来ないので私はスープの素を使ったりしています。コンソメやチキンスープの素でもできますし、私のお気に入りは茅乃舎(かやのや)の野菜だしです。ティーバッグになっていますが、袋を破り中身を直接スープに入れています。
野菜はセロリ、人参、玉ねぎなどを使うことが多いです。今回のレシピにはこの材料を使いましたが、私は冷蔵庫にある野菜を適当に入れることが多いです。ブロッコリー、キャベツ、ジャガイモなんかを入れることもあります。
エッグヌードルという麺は小麦粉と卵で出来ていて、食感は柔らかくて少しモチモチしています。形は様々でショートパスタのような短いものもあったり、平麺のような形もあったりします。これもパスタやマカロニを使う人もいたり、好みの麺を使っていいかと。私は何も無かった時に素麺を折って使ったこともあります。笑
写真はいつかの我が家のチキンヌードルスープですが、この時は鶏肉を丸ごと煮込み、余すところなく鶏肉を使ったので色んな部位が入っています。
簡単レシピ
☆材料(3人分)
・鶏肉 100~150g ・人参1本 ・セロリ1本 ・玉ネギ1/2個
・エッグヌードル150g ・コンソメ2個 ・塩胡椒 適量 ・バター10g
・水4カップ ・タイム、ローズマリー、ニンニク(あれば) 少々
☆作り方
1, 鶏肉と野菜を一口サイズにカットする。ニンニクを入れる場合はスライスか潰す。(お好きな方で)
2, カットした鶏肉と野菜をバターで炒める。ニンニクを入れるは場合は一緒に炒める。
3, 鶏肉に火が通ったら水を入れる。沸騰したらアクをとる。コンソメを入れ野菜が柔らかくなるまで煮込む。
4, 塩胡椒を入れ味をみる。ハーブ類があれば入れる。ハーブ類を入れるとより本格的な味になります。
5, エッグヌードルを入れる。表示の時間煮込んだら完成!パスタを使う場合は別で湯がいてから入れる。
アメリカ人にとってチキンヌードルスープは、日本人のお味噌汁のような感覚。ホッと癒されるお袋の味、家庭の味の代表的な食べ物です。
今回は簡単にできる作り方を紹介しましたが、もちろんチキンスープから作ると、とっても美味しいチキンヌードルスープができます。時間のある時はぜひ試してみてください!